不動産事情

北九州市の不動産事情

北九州市の不動産事情

「ダイイチ」は、北九州市を中心に不動産取引事業を展開している会社。当社はおもに、買い替え・任意売却・離婚相続・遺産相続などによる、マンション・土地・戸建住宅の買取をお取り扱いしています。

こちらでは北九州市など、福岡県北部の不動産事情をご説明します。お客様の大切な不動産の処分をお考えの方、北九州の不動産事情に精通しているダイイチにお任せください。

最近の北九州市

全国的に人口が減少している中で、福岡県は人口が増加している数少ない都道府県です。とくに福岡市は、政令指定都市の中でもとびぬけて増加しているという特徴があります。このような状況下において、北九州市の不動産状況はどのように推移しているでしょうか?

人口は年々減ってきています

人口は年々減ってきています

2015年に行われた国勢調査の人口集計速報によると、北九州市の人口は前回調査の2010年よりも1.5万人減少の96.2万人となっています。市内においては小倉北区のみ微増の状況です。

ただし福岡県全体で見ると、前回調査よりも3.1万人の増加となっています。この背景には福岡市における人口の増加が挙げられ、とくに20代~30代の若い世代の流入が目立ちます。すなわち北九州市の人口減少は、福岡市への流出も大きな原因と考えられています。

不確定な時代、不動産市場はどうなる?

不確定な時代、不動産市場はどうなる?

2016年、世界経済減退の兆候がある中で、不動産市場は不確定な様相を示しています。これによって、売買価格や賃料などにおける格差が広がる傾向にあります。

全国的にいうと空室数は増え、部屋余りの現象が見られます。中古マンションにおいても供給過多のために「売れない」物件も増えてきているのです。この状況は北九州においても同じで、空き家や空き部屋の数は年々増加傾向にあります。

一方で中古物件であっても、リフォームやリノベーションによって割安感、お得感のある物件は堅調な動きを見せています。それぞれの家族や個人のライフスタイルに合った物件への人気は、ますます高まりそうです。

北九州市の不動産の特徴

北九州市の不動産の特徴

北九州市は福岡市とともに、福岡県内にある政令指定都市のひとつで、7つの行政区に分かれています。市内には多くの大学がありますが、少子化の影響もあって学生数は減りつつあります。それに比べて、地域的な特性もあって留学生の数は増えています。

行政区別に見ていくと、学生が多いのは戸畑区です。ただし自宅通学に切り替える大学生も増えた結果、学生向け賃貸住宅は減少傾向にあります。また小倉北区は職場の関係で若年単身者の需要が多くなっています。

ファミリー層に人気なのは、小倉南区や八幡東区。とくに八幡東区では3LDKの需要が高いという特徴があります。またレトロ地区周辺に人気のある門司区ではファミリー向け物件が不足気味。学術研究都市の整備が進んでいる若松区は、勢いがある注目の地区です。

八幡東区は、シングルタイプもファミリータイプも小倉北区を抜いて八幡東区が最も人気の高い行政区となっています。またシングルタイプで小倉北区に次いで高いのは戸畑区、ファミリータイプでは小倉北区です。

全体としては供給過多の状況が続く中で、人気のエリアは市場の状況にそれほど左右されないという特徴が見られます。

北九州市の取り組みに注目!

北九州市の取り組みに注目!

北九州全体としては、地域や物件の二極化が進んでいます。人口減や所得の伸び悩みといった社会的状況から、今後の需要動向についても、「横ばい」あるいは「縮小傾向」と予想される業者が大半です。

しかし一方で2011年に開業した九州新幹線の影響もあり、福岡県全体としての不動産市場は回復傾向にあるという専門家もいます。また不人気物件への対策として、リフォームやリノベーションを行うオーナー様も見受けられます。

このような市場動向を行政も手をこまねいてみているだけではありません。北九州市では地方創生の取り組みとして、移住促進の施策が予算案に盛り込まれています。実際に行政が補助金などを出して人口増加策を講じている地域では、物件や人口が増えつつあります。

今後も北九州市として、積極的な人口増加策をとっていくことでしょう。行政の動きにも注視していきたいものです。